都市計画

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今後20年間、我々はソウルをどのような都市に成長させるべきか、その未来像として、「コミュニケーションと配慮に満ちた幸せな市民都市」が選ばれました。これは市民が参加した一泊二日の討論会で定められました。

도시계획1

ニューヨークの「Green, Greater」、ロンドンの「Sustainable World-City」など、世界有数の都市がその都市ならではの時代精神を盛り込んだ未来像を示していますが、ソウル市も2030年を目標に、ソウルが当面した様々な問題を解決し、さらなるレベルアップを目指して、その方向性を提示しています。

「コミュニケーションと配慮」はそれ自体がソウル市が長期的に目指すべき至高の価値ですが、それと同時に、今後20年間、ソウル市が直面する問題を解決し、「QOL」、「都市競争力」、「ソウルらしさ」、「都市の持続可能性」などソウル市が掲げている目標を達成するに当たって中心となる価値といえます。つまり、今回提示した未来像には、これから20年間「コミュニケーションと配慮」に基づき、ソウル市が目指す様々な目標を達成することにより、究極的には2030年のソウル市を「市民が幸せを感じる都市」にしたいという市民たちの願いが込められています。

最上位の法定計画として、ソウル市のすべての計画・政策樹立の基本方向を提示する役割

これに向けてソウル市は、様々な分野の専門家・市民が集まって議論し、ソウルの未来像を実現するための目標と戦略を盛り込んだ「2030ソウルプラン(都市基本計画(案))」を発表しました。

  • 2013年4月、ソウル市はその年を「未来都市計画100年」元年に定め、ソウル都市計画に関する合意された哲学と原則を決めましたが、今回の目標はその都市計画体系を精巧に補強する形で発表されたものです。
  • 「ソウルプラン」の名称は、市民に親しみ深く分かりやすくするために名付けられた「都市基本計画」の別称です。

2030ソウルプランは、ソウル市が2030年を目標に変化の方向を示した最上位の法定計画です。これは空間計画に止まらず、今後のソウル市のすべての部門別計画と政策樹立の基本方向を提示する役割を果たすものであり、市民の生活にも広く影響を及ぼすことになるでしょう。

  • 都市基本計画は「国土計画および利用に関する法律(国土計画法)」に基づき樹立される20年の長期目標の法定計画であり、今回の計画は1990年にはじめて法定都市基本計画が樹立して以来、四回目の計画です。この「国土計画法」上5年毎に再整備するという規定に従って2006年に樹立した2020年を目標にした都市基本計画に代わる計画です。

市民自らが考案し、市民の生活に直結する重大な話題を中心に戦略計画を新しく立てると同時に、5大圏域別構想と、それを具体化する「生活圏計画」を樹立し、実現過程の全般にわたって毎年モニタリングを行う年次報告書を発行する方針など、以前より実行力が高く、市民の生活に密着しているという点が、今回の都市基本計画の特徴といえます。
また、クォン・ウォニョン(総括、ソウル市立大名誉教授)、ホ・ソン(福祉・教育・女性分科、順天郷大学社会福祉学部教授)、キム・ヨンス(産業・雇用分科、キムヨンス産業研究院地域産業チームチーフ)、キム・ギホ(歴史・文化分科、ソウル市立大学都市工学科教授)、ユン・ミョンオ(環境・エネルギー・安全分科、ソウル市立大学建築学科教授)、チェ・マクチュン(都市空間・交通・整備分科、ソウル大学環境大学院長)など、分野別専門家もマスタープランナーとして委嘱され、委員会が中心となって計画(案)を作りました。ソウル市は市民の共感と社会的合意による計画のみが究極的に実効性と失効力を高める計画になりうると考えており、この計画が非常に意味深い試みであり変化であると信じています。

空間計画中心から脱皮し、QOLに直結した5大中心話題および計量化した指標を提示

また、今回の2030ソウルプランが以前のプランと異なるもう一つの特徴は、従来の空間計画中心の都市基本計画から、市民のQOLに直結した中心話題を巡っての戦略計画へとその内容と形式が変化したという点にあります。これにより、2030ソウルプランは、市民自らが考案・提案したソウルの未来像である「コミュニケーションと配慮に満ちた幸せな市民都市」を実現するための「5大中心話題計画」、これを空間のレベルで実現するための「空間計画」により構成されています。これらの計画には国際競争力の強化や地域の不均衡の解消などのマクロの視点だけでなく、福祉・文化・交通など市民の暮らしに直結した内容がバランスよく盛り込まれています。

5大中心話題の提示

5大中心話題とは、ソウル市側が今後20年間、市を運営するに当たって、最も優先度の高いものとして提案していた計画課題の中から、 「ソウルプラン市民参加団」が数回にわたる綿密な議論を通じて選定した五項目を指します。これを達成するための17の目標と58の戦略を同時に提示しています。

第一の中心話題は、「差別がなく、共に生きる人間中心の都市」です。「最低所得基準保障率」、「生涯教育経験率」など5つの計量化した計画指標により、その実現過程を具体的にモニタリングします。

  • 安定した老後の生活を保障し、所得・健康・教育において地域別・性別格差を減らしていくことにより、年や性別などを問わず、市民が享受すべき基本的権利が十分保障される都市を実現するという内容です。
  • そのため、「超高齢社会に対応した福祉システムづくり」、「二極化および差別を解消するための社会システムの構築」など、5つの目標とそれぞれの目標別2~4、計17の戦略が支えることになります。

第二の中心話題は、「雇用が安定し、活力に溢れるグローバル共生都市」です。「雇用率」、「創造階層比率」など3つの計量化した計画指標により、その実現過程をモニタリングします。

  • 人と雇用中心の経済環境を造成し、創意と革新に基づいた成長動力産業を育成することにより、働きたい人は誰でも就職の機会が与えられ、経済主体・地域が共生・発展する都市を実現するという内容です。
  • そのため、「創意と革新に基づいたグローバル経済都市へ飛躍」、「経済主体や地域が共に発展していくための試み」など3つの目標とそれぞれの目標別3~4、計10の戦略が支えることになります。

第三の中心話題は、「歴史の息づく楽しい文化都市」です。「文化環境満足度」、「文化基盤施設数」など3つの計量化した計画指標により、その実現過程をモニタリングします。

  • 自然・歴史・文化資源と都市を総合的に管理し、伝統や歴史と現代の生活が調和するよう試み、ソウルらしさの中心にある山・川・城郭、そしてその中で形成されてきた歴史資源を生活の中で感じることのできる都市を実現するという内容です。
  • そのため、「生活の中に息づく歴史都市を実現」、「皆が共に享受する多様な都市文化を創出」など3つの目標とそれぞれの目標別3~4、計11の戦略が支えることになります。

第四の中心話題は、「生命が育まれる安心都市」です。「公園サービスが受けられない地域の比率」、「災難人命被害者の増減率」など3つの計量化した計画指標によりその実現過程をモニタリングします。

  • 断絶・孤立した生態環境を回復し、エネルギー効率が高く、資源が循環する都市システムを構築すると同時に、都市の危機管理のためのインフラ・力量の拡大・強化により、安心して快適に暮らすことのできる都市を実現するという内容です。
  • そのため、「公園を中心とした生態都市づくり」、「皆が守る安全な都市づくり」など3つの目標とそれぞれの目標別3~4、計11の戦略が支えることになります。

第五の中心話題は、「住居が安定し、移動が便利な住民共同体都市」です。「公共賃貸住宅の比率」、「職住の均衡指数」など3つの計量化した計画指標によりその実現過程をモニタリングします。.

  • 住宅供給を拡大し、乗用車に頼らなくても利便性の高いエコ交通環境を整えることにより、住居の心配や通勤の負担が少なく、共同体が活性化した年を実現するという内容です。
  • そのため、「自由に選ぶことができる、安定した住居空間の拡大」、「職住が調和した都市再生の推進」など3つの目標と計9つの戦略が支えることになります。

ノドゥルソムについて

ヨンサング(龍山区)イチョンドン(二村洞)とトンジャクグ(銅雀区)フッソクドン(黒石洞)を結ぶ漢江大橋に位置する島。面積は約12万m2で、ヨイド(汝矣島)の面積の約1/7です。日帝時代までは島ではなく砂地でしたが、漢江大橋の建設や漢江総合開発に伴い、コンクリート護岸により囲まれた人工の島となりました。

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