社会的経済

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資料基準日:2017年1月2日

人件費支援から環境づくりへ

ソウル市は「社会的経済」が広まって定着できる環境づくりのために、「社会的企業開発センター」をオープンしました。社会的企業に対する支援も、人件費支援から、自立して持続的に成長できる環境づくりへと、その方向が変わりました。

1. 社会的企業開発センターを設置。地域特化事業を発掘し、体系的な中間支援システムを構築

地域別・特性別に、体系的な中間支援組織を構築し、実質的な社会的経済の環境づくりに努めています。そのためにまずソウル市は、社会的企業、村企業、協同組合など、社会的経済主体のネットワークのハブであり、総合的な環境づくりの役割を果たす「社会的企業開発センター」を開所しました。「社会的企業開発センター」は、社会的経済の研究・調査や政策の提案をはじめとし、関連機関と主体のネットワークの構築・専門家の発掘と支援・フォーラムとインキュベーションの実施・共同事業の開発および購買支援システムなどを運営します。また、地域の力を強化するため、地域の特性を有する特化事業を発掘し、社会的経済の環境づくりに助力しています。

2. 青年・壮年による社会的企業が体系的なインキュベーションを総合的に支援

社会問題を解決するため、成長段階別・個別に合わせた総合支援を通じて、挑戦的かつ革新的な社会的企業と企業家を発掘し、ソウルの戦略産業分野である社会的企業を体系的に育成します。体系的なインキュベーションシステムを備えたソウル市の社会的企業がインキュベーションセンターを設立します。同センターでは、創業チーム別に担当のコーチを指定し、アイデアの開発から実際の創業段階まで必要なすべての情報を提供し、社会的企業がマインドの確立、メンターやプロボノ活動を通じて、専門家コンサルティングや、創業に失敗した社会的企業家が再挑戦できる機会も提供しています。

3. ソウル型10大戦略分野における社会的企業50社を育成

公務員自ら、社会的企業が新しく進出できる環境・エネルギー・文化·教育などの公共サービス分野の企業のニーズを発掘し、社会的企業が進出する領域を拡大しています。さらに、需要が見込める新規のモデル事業については、プロジェクト費を支援し、企業の力を伸ばす機会を提供しています。その他、成長期にある社会的企業に技術革新(R&D)事業の公募を実施し、商品やサービス開発を通じて市場において競争力が確保できるよう、事業費を支援します。また、グローバル市場を開拓するための国際博覧会への参加・市場リサーチ・製品の広報費用も支援します。

4. 社会的企業の品物を優先的に購入する環境づくり

社会的企業の製品を優先的に購入できるよう、公共部門の消費市場の環境づくりに努め、ソウル市の購買力を活用した「社会的購買システム」を整えます。また、社会的企業の公共購買市場の拡大を支援する「公共購買支援センター」を社会的企業開発センター内に設置し、ソウル市と傘下機関への公共調達事業の代行や商品開発・広報・マーケティングの支援、製品の生産・管理、販路確保に関する相談・教育などの役割を果たしています。

5. 地域社会を中心とした環境づくりのため、村共同体企業や協同組合を育成・支援

ソウル市は、地域社会を中心とした協力的環境づくりのため、地域住民自ら作った村共同体企業や協同組合を発掘し、創業できるよう助力すると同時に、財政的支援を通じて安定した収益構造を創出するよう、援助しています。また、村共同体企業と協同組合の活性化のため、ネットワークと資源の仲介、価値創出の機能を果たす中間支援組織を設立し、体系的な教育の実施・経営コンサルティング・制度の支援およびネットワークの構築など、総合的な支援も行っています。