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黄砂発生時の対策マニュアル

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黄砂とは?

黄砂とは?
黄砂
(YELLOW DUST)
粒子状物質
(PARTICULATE MATTER)
黄砂とは、3月~5月の間に主に発生し、風に
よって上空に巻き上げられた砂塵が大気中に
広がって広範囲に飛散した後で地上に降り注ぐ
気象現象、またはこの現象で飛散した砂自体の
ことをいいます。
粒子状物質(PM10)とは、発生原因によらず、
大気中に浮遊する粒子のうち粒子の大きさが
10μm(1μm=1/1,000mm)以下のものをいい
ます。
笼罩西海与东海的沙尘暴(维基百科, 2014)
< 黄海と東海の上空を覆う黄砂
(Wikipedia、2014) >
笼罩首尔的沙尘暴(维基百科, 2014)
< ソウルを覆う黄砂(Wikipedia、2014) >

黄砂は中国やモンゴルなどの砂漠地帯または黄河中流の黄土地帯を低気圧が通過する際に、多量の黄色い粒子が強風によって空中に巻き上げられ、風に乗って韓国などに移動した後、徐々に地上に降り注ぐ砂ぼこりの一種です。

黄砂の定義には、粒子の大きさは含まれませんが、韓国で観測される黄砂のほとんどは大きさ1~10μm(1μm=1/1,000mm)となっています。黄砂が発生すると一般的に視界が曇り、空が黄褐色に変色し、黄土色の細かい粒子が人体や物に影響を及ぼします。

黄砂が発生する時期及び頻度

直近の10年間(2007~2016)では計23回、52日発生しました。特に、3月~5月の間に集中して発生(17回・42日、80%)しています。年間の黄砂発生日数は2.9日(1980年代)、5.3日(1990年代)、9.8日(2000年代)と増加傾向にあり、近年では秋や冬にも発生する場合があります。

<10年間における韓国の平均黄砂発生日数>

10年間における韓国の平均黄砂発生日数
1981~1990年2.9日 1991~2000年5.3日 2001~2010年9.8日
1981~1990年
2.9日
1991~2000年
5.3日
2001~2010年
9.8日

黄砂発生前の
行動マニュアル

黄砂は呼吸器疾患を引き起こす可能性があり、ひどい場合は死亡
することもあります。以下の事項をよく理解し、黄砂の被害を
最小限にとどめられるよう前もって準備しましょう。

黄砂発生前

  1. 1. 一般家庭では
    • – 室内への黄砂の流入を防ぐため、ドアや窓などを点検します。
    • – 室内空気清浄機や加湿器などを準備します。
    • – 外出時には保護めがね・マスク・長袖の服などを着用します。
    • – 袋やパックに入っていない食品は汚染されないよう容器などに入れます。

一般家庭では

  1. 2. 学校などの教育機関では
    • – 気象庁が発表した気象予報を分析し、各地域の実情に応じて休校または短縮授業を慎重に検討します。
    • – 学生たちの緊急連絡網を点検し、連絡システムを維持します。
    • – 休校する場合、親が共働きの学生などは学校で自習するなど適切な対応を行います。
    • – 学生と保護者を対象に、黄砂被害予防のための行動について指導・広報します。
  2. 3. 畜舎・施設園芸などの現場では
    • – 運動場及び放牧場にいる家畜を避難させる準備をします。
    • – 露地に放置または野積みされた飼料用のわらなどに被せる物を準備します。
    • – 動力噴霧器など黄砂を洗浄する装備を点検します。
    • – ビニールハウスや温室などの施設のドア・換気扇などを点検します。
    • ※ 製造会社などの事業場では資材や生産品を野積みしないようにします。移動できない場合はカバーを被せます。

黄砂発生時の
行動マニュアル

テレビ・ラジオ・インターネットなどの天気予報で黄砂が予測された場合、できるだけ野外活動を避け、地域に住む一人暮らしの高齢者などの安否を確認します。

黄砂発生時

  1. 1. 一般家庭及び食品を取り扱う場所では
    • – できるだけ外出を避けます。もし外出する場合は保護めがね・マスク・長袖の服などを着用し、帰宅後には必ず手足などをきれいに洗い、うがいをします。
    • – 室内に黄砂が流入しないよう窓を閉めます。また、空気清浄機や加湿器を使用して室内の空気の状態を快適に維持します。
    • – 黄砂によって汚染された野菜・果物・魚類などの農水産物はきれいに洗ってから料理します。
    • – 2次汚染防止のため、食品の加工および料理をする前に手をきれいに洗います。
      また、調理道具や器具などが汚染しないよう管理し、室内の環境も清潔に保ちます。
  2. 2. 学校などの教育機関では
    • – 幼稚園生や小学生の野外活動を禁止し、授業の短縮または休校にします。
    • ※ 野外学習や運動会などは中止または延期します。
  3. 3. 畜舎・施設園芸などの現場では
    • – 運動場や放牧場にいる家畜は、直ちに畜舎内に避難させ、黄砂による汚染を防止します。
    • – 畜舎のドアや窓をしっかり閉めて黄砂の流入を最小化し、外部の空気との接触を少なくします。
    • – 露地に放置または野積みされた飼料用の干し草やわらなどにはビニールや天幕を被せます。
    • – ビニールハウスや温室などの施設のドア・換気扇などを閉めます。
    • ※ 製造会社などの事業現場では不良率の増加や機械の故障などを防止するため、作業日程の調整・商品の包装・清潔状態の維持に注意します。

黄砂発生時の
行動マニュアル

黄砂が通過した後は、室内と室外を掃除してほこりをとり除き
ます。学校などでは敏感者(こども・高齢者など)を帰宅させ、
畜舎や施設園芸などでは施設を消毒します。

黄砂が通過した後

  1. 1. 一般家庭及び食品を取り扱う場所では
    • – 室内を換気します。
    • – 黄砂によって汚染された物品はきれいに洗ってから使います。

一般家庭及び食品を取り扱う場所では

  1. 2. 学校などの教育機関では
    • – 学校の室内・室外を掃除してほこりをとり除きます。
    • – 学生たちの健康状態を確認して風邪や眼疾患などの症状がある場合、保健室で休ませるか早退させます。
    • – 黄砂発生後に発生する可能性のある伝染病について、予防接種や食堂などでの消毒を行います。
  2. 3. 畜舎や施設園芸などの現場では
    • – ビニールハウスや畜舎などの施設、放牧場の飼料倉庫、家畜と接触する器具類などは洗浄するか消毒します。
    • – 家畜の体についた黄砂をよくはらってから、消毒します。
    • – 黄砂発生後、約2週間は病気の発生有無を観察します。
    • – 口蹄疫などの症状が見られる家畜を発見した場合は、直ちに届け出ます。

黄砂予報

黄砂予報
種類 情報 警報
黄砂 黄砂の発生可能性および黄砂に関する動態を1日4回、気象通報文を通じて発表しています。また、黄砂の移動経路・流入地域・強度などを予測し、ホームページおよび緊急速報などでお知らせしています。 黄砂発生により、1時間における粒子状物質(PM10)の平均濃度が800㎍/㎥以上で、その状態が2時間以上持続すると予想される場合にお知らせしています。

黄砂に関する
常識

黄砂について

  1. 1. 黄砂の発生地
    • – 韓国に影響を及ぼす黄砂の主な発源地は、ゴビ砂漠・内モンゴル高原、中国北東部の砂漠地帯、黄土高原などです。このうち隣接しているゴビ砂漠と内モンゴル高原から韓国へ移動する場合が50%です。次にゴビ砂漠と内モンゴル高原で発生し、中国北東部の砂漠地帯を通過して移動する場合が14%、黄土高原を通過して移動する場合が17%です。すなわち、ゴビ砂漠や内モンゴル高原で発生する場合が全体の81%を占めているわけです。その他、中国北東部の砂漠地帯および黄土高原から発生して韓国に移動する場合は、それぞれ18%と1%程度です。

韓国に影響を及ぼす黄砂の発生地と移動経路
〈韓国に影響を及ぼす黄砂の発生地と移動経路〉

黄砂について

  1. 2. 黄砂の成分および影響
    • – 黄砂は土壌から発生するため、主なイオン成分はカリウム、鉄分、アルミニウム、マグネシウムなどの土壌成分です。最近、粒子状物質による悪影響が大きく報道されていますが、汚染物質が混じっていない純粋な黄砂の場合、アルカリ性を帯びているため、黄砂が降りた地域の土壌の酸性化を予防するという効果もあります。
    • 黄砂の影響

      悪影響 好影響
      • · 農作物や広葉樹の呼吸孔を塞いで生育障害を起こす。
      • · 眼疾患の原因となり、呼吸器官を通じて深く浸透する。
      • · 洗濯物や食材などに沈降・付着する。
      • · 航空機のエンジンを損傷させる。また離着陸時、視野の悪化による事故発生の可能性が高まる。
      • · 半導体など精密機械が損傷する可能性がある。
      • · 太陽光を遮断し、散乱させる(視野の悪化)。
      • · 地球の大気の熱収支に影響を及ぼす(放射熱吸収による冷却効果)。
      • · 雲を生成する凝結核が増加する。
      • · 主にアルカリ性成分を多く含むため、酸性雨を中和する作用を持つ。
      • · 山や湖などにアルカリ成分を供給し、土壌や湖の酸性化を防止する。
      • · 黄海などに豊かなミネラルを供給し、浄化する。
      • · 海洋プランクトンに無機塩類を提供する(生物学的生産力の増大)。
      • · 土壌の微生物による無機塩の吸収力を強化する。
    • ★ 黄砂と粒子状物質との比較

      黄砂と粒子状物質との比較

      黄砂と粒子状物質との比較
      区分 黄砂 粒子状物質
      定義
      • · 中国やモンゴルなどの砂漠地帯から飛んでくる砂ぼこり
      • · 粒子の大きさに関する基準はないが、韓国に影響を及ぼす黄砂の場合、通常的に粒径1~10μm
      • · 粒子径が10μm以下の粒子(ほこり)をいう。10μm以下のPM10と、2.5μm以下のPM2.5に分けられる。
      成分
      • · 主に土壌成分
      • · 一部は鉱物成分も含まれるが、主に炭素またはイオン成分
      影響
      • · 農作物などの生育障害や半導体工場などの操業妨害などの悪影響と土壌の酸性化の予防という好影響が併存している。
      • · 鼻の粘膜によってとどめられず、吸い込むと肺胞まで浸透するため、喘息や肺疾患の有病率・早期死亡率などが高まる。
        ※好影響はほとんどない。
      予報制度
      • · 黄砂警報を実施
        ※薄い、濃い、とても濃いなど3レベルの黄砂レベルを適用している。
      • · PM10については、よい・普通などの5種類のレベルで予報している(PM2.5やオゾンなどに関しては準備中)。
      • · 粒子状物質特報(注意報や警報)などを実施している。
      管理部署
      • 気象庁
      • 環境部

主な連絡先と
ホームページ

ホームページ&連絡先

  1. 危機状況・緊急状況時の通報先
    • – 災害・事故 119、犯罪 112、苦情 110
    • – 行政安全部中央災難安全状況室 82-44-205-1543
  2. 行政安全部の国民行動要領および対処事項などについて
  3. 関連機関の連絡先・ホームページ