気候 / 環境

A A


資料基準日:2017年1月2日
2段階    | 1段階

原発を一つ減らそう第2弾

- エネルギー・サルリム都市ソウル

原発を一つ減らそう第2弾「エネルギー・サルリム都市ソウル(英語名:One Less Nuclear Power Plant‐Seoul Sustainable Energy Action Plan)」は、大韓民国ソウル特別市のエネルギー政策です。エネルギー政策「原発を一つ減らそう」第2弾は2012年5月に始まりました。市民と共にエネルギーを生産し、節約し、効率を高めようというソウル市のエネルギー政策は、エネルギーは「サルリム(生活道具)」であり、市民生活と未来世代、そして他地域の住民までも「サルリム(生かす)」エネルギー分かち合いの定義が盛り込まれた、市民が生かし、市民を生かすエネルギーであることを意味します。

    

BI

従来の原発を一つ減らそうBIのロゴが与える親しみやすく親近感のあるカリグラフィ・デザインのフォントを基本案とし、両事業の連続性を強調する一方、角のない丸い感覚で有機的な曲線のイメージを生かすと同時に、いろいろなメッセージを記号やシンボルなどで表現し、組み合わせと応用を可能にしました。


中核的内容

原発を一つ減らそう第2弾「エネルギー・サルリム都市ソウル」の中核目標は、2020年までに電力自給率20%を達成することです。また、温室効果ガス1千万トン削減と400万TOEのエネルギー削減効果を目指します。第1段階で再生可能エネルギーの生産基盤と市民参加エネルギー文化の基盤を構築したなら、第2段階では制度見直しと社会構造革新を通じ、電力自給、分かち合い、参加の3つの価値を実現します。また、市民自らエネルギーを生産し、効率的に消費する「持続可能なエネルギー好循環エコシステム」の構築を目指し、4つのエネルギー政策分野における88単位の事業を推進します。

3つの価値

4大エネルギー目標

ソウル市の電力はソウル市が解決します ソウル市民1千万人が電力の消費者から生産者になり、使用する電力を自ら生産する分散型生産都市を築きます。主要な中核事業は、マンションのバルコニー用ミニ太陽光の普及や市民ファンド・ソウル太陽光発電所の建設、再生可能・分散型発電の義務化などです。また、建物ごとに電力消費量の20%まで自ら生産できるよう強化する計画です。


電力をうまく使い、たくさん生産します エネルギーの生産と効率化が日常化された低消費社会構造構築に向け、個別建物エネルギー診断プログラムや環境への影響評価、建物エネルギー情報の公開、LED交換、市民省エネプログラム・エコマイレージなどの事業を行います。


グリーン特別市ソウル!グリーン産業を積極的に育成 エネルギー事業の育成と革新により、持続可能な質の良い雇用を増やします。大都市に有利なBEMSやスマートグリッドなどIT電力技術を支援し、地域基盤のエネルギーサービス事業を育成します。また、グリーンエネルギー分野の社会的企業と協同組合を養成し、地域のエネルギー・ハブセンターとして雇用創出を図ります。


市民のエネルギーを市民と分かち合います エネルギー弱者階層への福祉政策の共同体レベルでの取り組みに向け、市民のエネルギー基本を権制度的に保障し、エネルギー自給タウンなどエネルギー共同体の拡散に注力します。

原発を一つ減らそう

「原発を一つ減らそう(英語名「One Less Nuclear Power Plant」)」は、大韓民国ソウル特別市のエネルギー政策です。エネルギー危機と気候変動への対応に向け、市民とともにエネルギー消費量を削減するとともに、太陽光発電所などで再生可能エネルギーを生産することで、2014年までに原子力発電所で生産される約200万TOEのエネルギーを削減・代替し、2011年度は3%水準だった電力自給率を2020年までに20%まで高めることを目標としています。2014年6月には当初の計画よりも6カ月前倒しして204万TOEのエネルギー消費削減を達成しました。

推進事業

「原発を一つ減らそう」事業は、エネルギーの生産、効率化、節約という3つの中核分野を中心に再生可能エネルギーの生産拡大、建物のエネルギー効率化、エコ・高効率輸送システムの構築、グリーン産業分野の雇用創出、省エネ型都市空間構造への改編、省エネを実践する市民文化創出の6つの政策分野と、各分野にわたる計71の事業を通じて多方面で実施されました。

主要成果

「原発を一つ減らそう」は、エネルギーの▲生産 ▲効率化 ▲節約の3つの軸で算出された成果を見ると、政策施行から約2年間で当初の目標を2倍ほど上回り、最も頭角を現したのは市民参加を基にした省エネ分野(約91万TOE)で、次いで効率化分野(約87万TOE)と生産分野(約26万TOE)でした。その結果、「原発を一つ減らそう」の本格的な成果が現れ始めた2013年は、全国平均の電力使用量が1.76%増加したのに対し、ソウル市は1.4%減少しました。電力やガス、石油など全ての消費量が減少しました。

エネルギー生産分野

「エネルギー生産」分野についてソウル市は、民間資本635億ウォンを投じて建設した3,756カ所(69MW)の太陽光発電所を含む総額4千億ウォンの民間資本を誘致し、30万世帯が使用できる電力を再生可能エネルギーとして生産できるインフラを構築しました。

エネルギー効率化分野

「エネルギー効率化」分野では、少ない電力で明るく照らし、しかも長持ちするLED照明を低利融資支援や先投資後回収投資方式などで679万個(‘12~’14年)普及させ、特に政策金融公社との連携を通じ、ソウル市の財源を使わずにソウル市内の地下鉄の駅舎243カ所の照明43万個を全てLEDに交換しました。

省エネ分野

「省エネ分野」では、市民参加型省エネプログラムのエコマイレージ会員が170万(‘12年2月時点の団体・世帯会員48万)にまで急増し、職場や家庭で省エネ活動の取り組みが進んでいます。2013年には国連公共行政賞「市民参加促進分野」で優秀賞を受賞しました。

BI

健康なアイデアと行動が一つ二つ集まって街が明るく輝き、健康な街が一つ二つ集まって健康な地球を再び取り戻すというコンセプトを「ヒーリング・シティ、ヒーリング・アース(HEALING CITY、HEALING EARTH)」と表現しました。「原発を一つ減らそう」のBIは、市民の公募から選ばれ、(株)インターグラム・グラフィックスのアン・ドンミン代表の協力を得て完成度を高めました。

スローガン

節約するあなたは原発を一つ減らすグリーン発電所 市民が変えるエネルギー文化、ソウルが変わる幸せな変化 みんなで参加しよう省エネ、みんなで一つ減らそう原発

キャラクター

「原発を一つ減らそう」のキャラクター名は「太陽天使トングリ」^^で、省エネして自らエネルギーをつくるソウル市民の顔がデザインされています。