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環境/エネルギーニュース

  • 捨てられる下水熱を利用した暖房供給事業に着工

  • ソウル市総合ニュース SMG 3089


    [炭川下水熱利用暖房供給施設鳥瞰図]

        ソウル市は、「炭川(タンチョン)下水熱利用熱供給事業」の着工式を開催した。この事業は、これまで炭川水再生センターから漢江(ハンガン)に放流されていた下水処理水の潜在熱を利用し、韓国最大規模の延べ2万世帯の暖房を供給しようとするものである。

        2014年8月までに、9Gcal/h ヒートポンプ7台、熱供給装置、電気室などを設ける工事が完了され、1ヶ月間の試験運営がなされる。2014年9月から本格的に韓国暖房公社に熱が供給される予定である。

        下水熱活用システムは、第1次・第2次オイルショック以来、スウェーデン、ノルウェーのような北欧で幅広く使われてきている。韓国では、これまで小規模の建物の冷暖房に利用されてきた。

        現在、ソウルに4つある、炭川・西南(ソナム)・蘭芝(ナンジ)・中浪(チュンナン)の各水再生センターからは、一日平均439万トンの処理水が漢江に放流されている。放流水は冬期でも約10°Cの潜在熱を持っており、それを積極的に活用する計画である。漸次事業を進め、下水熱利用事業が完成すれば、ソウル市の地域暖房を利用する48万7千世帯の22%にあたる、11万世帯の冷暖房を供給することができる。

        ソウル市は、下水熱暖房供給を皮切りに、漢江・中浪川などの河川水、上水道取水場や地下鉄の駅構内から発生する地下水など、まだ活用されていない温度差によるエネルギーを利用するため、積極的に取り組む計画である。