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[2015] 市長挨拶

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  • 持続可能な未来のため 都市が先に行動します。

  • SMG 139
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    イクレイ会長就任の挨拶

    日付 2015年4月8日 | 場所 トンデムン(東大門)デザインプラザ(DDP)

    イクレイ(ICLEI)加盟都市市長団の皆様、こんにちは。イクレイ会長、ソウル特別市長パク・ウォンスンです。本日ソウルでは、数日の間に春の花がさらに明るく蕾を出しました。黄色いレンギョウが満開になり、モクレンが蕾から出てきて恥ずかしそうに顔をのぞかせました。桜が咲き、花びらが都市の通りを美しいピンク色に染めています。蜂たちが飛んできて、鳥たちがさえずってます。太陽と風の都市、木と花、鳥と蜂、そして自然と人の都市……。

    皆様、これがまさに今、私たちのソウルの姿です。これが私たちの都市の姿であり、地球の姿です。これからも地球は永遠でなければならず、都市も永遠でなければなりません。私たちは私たちの祖先から受け継いだ、この美しくて生命力に満ちた緑の星を、私たちの子孫に自然そのまま伝えなければなりません。従って、私たちは本日、この清らかで青く澄んだ緑の惑星、地球を守るためにこの場に集まりました。そのため、私は皆様が地球を守る地球の守護者たちだと思います。

    本日、ソウル市長の私をイクレイ会長に選出してくださったことに、深く感謝申し上げます。今年で25周年の誕生日を迎えたイクレイが、9回目の世界総会をソウルで開くようにしてくださったことにも、深く感謝申し上げます。

    本日、皆様は私にこれからイクレイを導くという使命をくださいました。約1千2百の会員都市を持つイクレイ会長として、私は本日重大な責任感を感じながら、また一方で熱心に努力することにより、大きなやりがいと誇りも感じることができるだろうと思います。皆様と一緒に地球を生かして、地球を守ることに最善の努力を尽くします。

    私たちは、私たちの都市のより良い明日のためにこの場に集まりました。私は本日、私たちの縁と責任、友情と連帯が、私たちの都市と生活をもっと幸せにしてくれると固く信じています。皆様も私と同じ考えではないでしょうか?

    尊敬する加盟都市の代表団の皆様! もう世界は都市の時代に入りました。国家対国家間の境界を越え、都市と都市、地域と地域、人と人との実質的なコミュニケーションと交流、協力に集中する時代になりました。

    全地球的運命共同体の時代に、ある一つの都市の問題はもうその国だけの問題、その都市の問題だけに限られなくなりました。ソウルとベルリンの本日、北京とニューヨークが悩み患っている本日の問題は、都市を超え、国境を越え、世界市民の皆様が一緒に解いていかなければならない、地球レベルの問題となっています。実際にソウルと北京が気候大気問題に共同対応しており、昨年9月にソウルでソウルと北京、東京など13都市の代表が集まって、都市別大気汚染の削減目標を定め、共同対応で達成していくという共同宣言文を発表したのも、すべてこのような理由からです。

    「大統領は原則を話すが、市長はゴミを拾う」という言葉の通り、これからは都市の問題は都市が、市長が主導的に乗り出して解決しなければなりません。都市の問題に対しては、いかなる理念や政治的見解を超え、実際の市民の生活のために最も必要なことを選択し、実用的な方法で問題を解決しなければならないからです。私は、その中心に立っているのがまさにイクレイだと思います。

    愛する加盟都市の代表団の皆様! イクレイが発足してからもう25年です。私はイクレイが世界最大の地方政府ネットワークとして、世界都市の指導者たちをつなげ、国際社会に地域の声を代弁して、地方政府の役割を強化するのに大きな努力を行ってきたことをよく存じ上げています。

    世界都市がお互いに力になるには、私たちは新しい夢を見なければなりません。私はこれからイクレイ会長として地球共同体と世界市民、そしてイクレイ会員都市の皆様が一緒に見ている夢に向かっていこうと思います。皆様とともに進んでいきたいと思います。

    このために、まずは世界の都市-地方政府間の共有、協力、連携をさらに強化します。今日、国家がイデオロギーを強化して国防と愛国心を強調することに国家の力を集中してきたとすれば、都市は気候の変化に積極的に対応し、市民たちの住宅と公共交通問題を直接的に解決することに力を集中してきました。

    21世紀に入って、都市の価値が国家よりも重要であることは、世界の碩学たちの主張でさらに注目されています。世界的な碩学ベンジャミン・バーバー(Benjamin Barber)は、『もしも市長が世界を統治したならば:機能不全の国家と立ち上がる都市』という著書を通じて、国家の壁を乗り越えて都市間の協力を提案しています。気候変動、貧困、生態破壊などの深刻で危険なこの時代の挑戦に、国家は何も力を発揮できず、都市、そして都市を経営する市長が、この時代の挑戦を解決できると述べています。

    私は、「地球の生命、未来世代の運命」は、各地方政府と都市が先頭に立って、革新的環境プログラムを開発し、絶えず共存交流することにかかっていると信じています。

    世界は現在、そしてこれから少なくとも30年以上、人類の歴史上前例がなかった全地球的都市化の時代を迎えるでしょう。さらに驚くべきことは、そのスピードと規模です。早く、爆発的に増加した都市を持続可能にしていくこと、これが私の使命であり、ここにいらっしゃる皆様の課題です。

    そのために私たちは総会期間中、全世界に温室効果ガス削減と持続可能な発展の原則に対する、具体的な実践意志を盛り込んだ「ソウル宣言文」を発表するつもりです。また、「ソウル宣言文」の実現に向けた具体的な実践案である「ソウルアクションプラン」を発表し、私たちの都市の努力とコンセンサスを一層強固にします。

    次に、都市の温室効果ガスの削減目標及び具体的履行案を一緒に用意し、それを国際社会に発表して、国際機関や政府間会議で採択されるように都市・地方政府の地位を高めてまいります。