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[2011] 市長挨拶

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  • 市民のための論争は活発になればなるほど良いです。

  • SMG 649
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    希望ソウルの政策諮問委員会委嘱式

    日付:2011年11月14日
    場所:ソウル市庁・西小門庁舎大会議室

    まだまだ市長という呼ばれ方には慣れていません。私は今本当に心強い気持ちでこの場に立たせていただきました。本日お集まりいただいた方々は、まさに韓国一の政策専門家だと思うからです。学界や市民社会を代表する多くの実力者の方々にご臨席を賜りました。一千万人のソウル市民を代表し、ソウル市政の進むべきビジョンを描いてくださる方々です。

    選挙を通じて市長に就任してから、私は人が中心となる、市民が市長である都市づくりに取り組みたいと訴え続けてきました。「希望ソウルの政策諮問委員会」を立ち上げたのも、そのような自らの志を具体化するための第一歩です。

    早朝にもかかわらず、たくさんの方々にお越しいただき、誠にありがとうございます。こんなに朝早くから仕事をさせられるなんて、もしかして私のことをうらんだりしていませんか。私を市長に選んだことを後悔していらっしゃるかもしれません(笑)。しかし、このように朝早くから一緒に仕事することは、私のことを助けるだけではなく、市民を助けることでもあります。

    ここにご列席の方々は、市庁の7つの分課(セクション)で今後もお会いする機会が多々あると思いますが、福祉都市ソウルを目指して新しくスタートする「希望に満ちたソウル」の政策ビジョンや中長期ビジョンの策定を共に行っていく大切な方々です。私を含め全ての方々がお互いパートナーになるのです。

    選挙期間中、いわゆる「ヒアリングツアー(現場に出向いて、市民の声を聴くこと)」というタウンミーティングを行いながら、私は本当にたくさんのことを聞き、たくさんのことを学びました。ソウル市民は本当に厳しい生活を送っているんだな、とつくづく思いました。「生活の基盤が崩れ落ちそう」とおっしゃる方、そして「希望ということを簡単に口にするな」とまでおっしゃる方もいました。何か大きな変化が必要だと思います。

    問題は、市民の声を積極的に聴く機会やツールがなかなかないということです。本日この場が協治、即ちガバナンス体制づくりの一つの軸になると思います。それと同時に、市民の生活が営まれる現場で、市民の苦しみや痛みを分かち合うことが必要だと思います。ここにご列席の皆様は、現状に対する的確なご理解と現場でのご経験、さらには未来への洞察力をお持ちの方々です。これまで磨かれてきた経験や実力、知恵を思う存分発揮してください。

    これから、皆様と共に政策とビジョンを作ることに精一杯取り組みます。それだけでなく、外に開かれた様々なコミュニケーション・ツールを作ってまいります。私の公約の一つである情報疎通センターの設立も具体化させていきます。これらが政策ガバナンスの潮流になるよう努めます。

    私がソウル市長になってから約2週間が経ちましたが、ソウル市政の規模は本当に膨大であることがわかりました。一千万人に上る人が住んでおり、二千万人もの人が働いている首都ソウルです。非常に多様かつ複雑な利害関係が絡んでいます。市庁の室や局の長と本部長、そして委員の皆様は、今はお互い穏やかな表情ですが、いざ会議が始まると事案によっては意見衝突もあるかと思います。激しい剣幕で言い争いになることもあるでしょうが、お互いぶつかって言い合いになっても良いと思います。私はそれが望ましいことだと思います。とことん忌憚なく意見を戦わせたほうが良いと思います。些細な利害関係にこだわるのではなく、市民のためになることならば、論争は活発になればなるほど良いものです。

     それと同時に、私は変化と安定、改革と連続性、両方とも大切だと思います。本日お集まりいただいた専門家の皆様の想像力とビジョン、市民社会の現場主義意識、公務員社会の安定性と連続性が合わさり、うまく混ざり合ってはじめて美味しいビビンバになれると思います。私の任期はあと3年足らずですが、これから10年先の政策の道筋を示すことが私の任務だと思ってください。皆様がそのビジョンを描いてくだされば、私はそれに従って市民のために一所懸命に頑張ります。