中核政策ニュース

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  • 市民が主役のソウル市「市民聴」12日(土)オープン

    SMG 2358
  •      市民が主役の新庁舎の地下1~2階(広さ7,842㎡)に、内部工事を終えた「市民聴」が12日(土)オープンした。この日の午前11時から「互いの声に耳を傾ける」という意味を持つ大きな耳の形の扁額の除幕式で開会式がスタート。新庁舎の外部から地下に通じるエスカレーターに乗って降りていくと、すぐ目の前に現れるこの扁額は市民聴のBIでもある。

        市民聴の「聴」という漢字は市民の声(トーク、書き込み、その他のさまざまな活動を通じた表現)を聞いて、見て、心に刻もうという意味を込めて官庁の「庁」ではなく、聞くという意味の「聴」を使った。双方向コミュニケーションと傾聴の場であるとともに、市民自らが築いていく市民の生活の場であると言える。コミュニケーションと傾聴を象徴するものが市民聴のあちこちで見られる。市民聴の2つの出口のうち2号線とつながっている出入口には、市民のメッセージをガラス瓶を活用した公共美術作品として表現し、また新庁舎の裏の出入口には「市民の傘になる」という意味で、傘を利用した公共美術作品が展示してある。一方、市民聴の入口右の壁には、姉妹提携を結んだ世界各国の都市の言葉で歓迎のメッセージが表記されており、各国からの訪問者に好評を得ている。

        開館式には朴元淳(パク・ウォンスン)市長をはじめ、パク・ジョンファ名誉副市長、ソウル市議会議員、クァク・スホ(小3)・パク・スミン(小5)子ども記者など市民200人余りが参加した。さらに朴市長がガイドとなり、参加した市民を直接案内しながら「市民聴」を紹介する市民聴ツアーも行われたが、この様子は「朴元淳のソウルストーリー」を通じてオンラインでライブ中継された。

        市民聴-ソウル図書館-空の広場がすべて連結される…営業時間および休館日をすべて同じに
    これでソウル市新庁舎を中心に、市民が利用する「市民聴」-「ソウル図書館」-「空の広場」がすべて一つに連結された。ソウル図書館と市民聴は地下2階でつながっている。これらの場所は休日や営業時間が同じで、毎日午前9時から午後9時まで営業し、月曜日に休館する。ソウル市は開館にむけて最後の追いこみ中である10日(木)に市民聴の内部を事前公開し、さまざまな開館プログラムを紹介した。

        非定型空間、壁・天井はパンチメタル、ソウルの10のカラーを活用して官公署の典型的なイメージを脱皮
    まず内部の様子を見ると、独特なデザインの新庁舎と同じくらい独特な印象を受ける。空間自体が非定型で壁や天井は小さな穴があいた「パンチメタル」という軽い感じの素材を利用し、官公署と言えば思い出すような典型的な重い雰囲気は全く見られない。柱や天井などに赤、緑、黄色など「ソウルの10のカラー」を使用し、子供からお年寄りまで誰でも軽快さと安らぎを感じるような色彩で仕上げた。ソウル市は「市民の多様性をソウルを代表するカラーで表現した」と説明した。

        オープンラウンジ、ドングラミルーム、イベントホールの一部は分離・突き出す可変型の独特な空間
    それだけでなく、市民聴には分離できたり、突き出した個性豊かな可変型の空間もたくさんある。公演、出会いの広場などに利用される地下1階の<オープンラウンジ>は、帆掛け船の形のデッキを分離して組み立ててさまざまな用途で活用できる。地下2階のセミナーホールの<ドングラミルーム>は、横のスペースが分離あるいは合併できる。誓いの式、成人式、公演などのさまざまな用途で利用される<イベントホール>は、中央の床部分を一部分離上昇できるよう設計されていて、特別な映像・画報の撮影時などに利用できる。また<太平ホール>は、区庁舎の太平ホールをそのまま復元しており、ここでは政策カフェ、市民聴アカデミー、トークコンサート、結婚式などさまざまな市民参加活動が行われる予定だ。この空間も壁全体が移動できる可変型に設計されている。

        市民聴は、地下1階は市民がいつでも楽しめる「空(から)」と「柔軟性」のある場所として、地下2階は主に広々としたホールとして使用できるように設計された。地下1階には、▴軍器寺遺跡展示室、▴音ギャラリー、▴市民発言台、▴浮き雲ギャラリー、▴壁メディア、▴フェアトレードショップ「地球村」、▴市民聴ギャラリー、▴シティギャラリー、▴タヌリ、▴記念品店、▴ブックストアーが入店している。地下2階には、▴バスらくホール、▴イベントホール、▴ドングラミルーム、▴ワークショップルーム、▴太平ホールがある。

        結婚式・一心暮らし市場・活力コンサートなどさまざまな市民参加プログラムが一斉に開かれる
    開館を記念し、それぞれの場所で一斉に開かれる政策カフェ・一心暮らし市場・活力コンサート・市民発言台・結婚式・愛の部屋ワークショップなどは希望する市民が誰でも自由に参加できる。まず開館当日の午後4時、地下2階入口にあるワークショップルームでは<政策カフェ>が行われた。「2013年にソウル市がするべきこと」をテーマに、市民パネル50人とともに、ソウル市が進む方向について市民が能動的に考えた。 13日(日)午後3時に同じ場所で、市民が発意した老人問題をテーマにした市民参加演劇形態の<舎廊房ワークショップ>が「老人のための村」というタイトルで行われた。市民聴で一番広い地下1階の市民プラザでは、午前11時から午後5時まで正しい消費文化の拡散を目的とした代案市場<一心暮らし市場>が開かれた。ここでは「手作り」というテーマで、市民が直接作った手作りの品を展示・販売した。

        地下1階のいっぱいラウンジで開かれた<活力コンサート>では、アカペラ、ダンス、マジック、パフォーマンス、詩の朗唱など市民の事情やエピソードが盛り込まれたさまざまな公演が小規模リレーコンサート形式で開かれた。また、最初は清渓川(チョンゲチョン)で行われていた「市民発言台」は、市民聴の地下1階に場所を移して常設運営される予定。市民聴の開館日には運営1周年を記念して午後1時から2時まで行われ、その時の市民の生き生きとした発言はインターネットでライブ中継された。通常の発言台の様子も録画・ダビング・出力できるシステムが整っている。

        市政の歴史が感じられる旧庁舎の太平ホールでは、11月の公募で選ばれた市民聴結婚式第1号のカップル「クォン・ジュンミョン/ソ・ヒョンジン」さんたちの結婚式も12時に行われた。

        66の壁面モニターには市民参加イベントの動画、天井には市民の笑顔の映像を演出
    ITを結合した映像メディアも積極的に活用した。地下1階の天井全体に45台、壁に66台のモニターを設置し、さまざまなテーマの映像を放映して見る人を楽しませている。企画展示会も開館日から3月末まで市民聴のあちこちで開かれる。地下1階の天井<浮き雲ギャラリー>では「笑顔-ソウルの花」をテーマにした市民の笑顔の映像が、メディアワール<壁メディア>では「世の中を変える一人の力」というタイトルの市民参加イベントの動画を放映する。

        専門カメラマンが撮影する無料家族写真、 ギャラリーに展示してプレゼントももらえる
    久しぶりに集まった家族揃って市民聴に行こう。そこでは専門のカメラマンが無料で家族写真を撮影するというサービスを提供している。地下1階<市民聴ギャラリー>で写真撮影し、出来上がった写真は当日現場で受け取ることができる。ギャラリーに展示すると、後に額に入った写真を無料でもらえる。傾聴という市民聴のコンセプトをよく表している地下1階<音ギャラリー>では、サラウンドシステムが設置された廊下型ギャラリーを歩いて行くと、小学校のお昼休みの子供たちの笑い声、鷺梁津(ノリャンジン)水産市場の競売の声など、ソウルで暮らす人々の生き生きとした声が聞こえてくる。

        地下1階右にある<軍器寺遺跡展示室>では、新庁舎の建立過程で発見された建物址、護岸石垣(防波堤)など遺構や仏狼機子砲(宝物第861-2号)、矢尻などの貴重な遺物が展示されている。地下1階の最も奥にある<シティギャラリー>は、ソウルの歴史、新庁舎の建立過程、その他ソウルに関するさまざまな話を市民と共有する場であり、市民と共に作る主要政策を紹介する場でもある。

        社会的配慮企業及びフェアトレード製品の展示場・売り場は憩い+社会的経済+コミュニティ
    また市民聴の地下1階には、 トークトークデザインジョップ(タヌリ/記念品店)やブックストアーがあり、市民聴を訪ねた思い出となるさまざまな記念品、アイデア商品、ソウルに関する話がいろいろ書かれた書籍などのショッピングが楽しめる。社会的配慮企業の共同売り場<タヌリ>は、青年創業企業、社会的企業、小企業などの社会的配慮対象企業の製品販路やマーケティングを支援するために設けられた場所である。 <記念品店>には、ソウル市の創作空間の作家の作品をはじめ、デザインタッグ製品、各種アイデア商品などが盛りだくさんある。

        新庁舎の1階ロビーから地下につながっている螺旋型の階段にある<ブックストアー>では「ソウルに関する話」が書かれた本を展示して販売しており、訪問客にソウルについて知ってもらえる場所となると期待している。フェアトレード製品の展示・売り場である<フェアトレードショップ「地球村」>は、コーヒーやクッキーなどを味わいながら憩いのひと時を楽しめるカフェで、高品質のフェアトレード製品にも出会えるコミュニティ空間として活用する予定だ。市民聴の入口にある案内デスクには常に4人のスタッフがいて、ソウルに関する観光情報を案内するなどさまざまなサービスを提供している。日本語・英語・中国語での案内も可能で、案内標識も4ヵ国語で表記されている。

        一方、一般市民の場合は文化観光解説者が案内する新庁舎ツアープログラム「新庁舎通通ツアー」と連携した市民聴ツアーに参加すると市民聴のあれこれが体験できる。

        お問い合わせ:市民コミュニケーション担当官 02)2133-6417