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プレスリリース

  • 半世紀置き去りにされていた漢江の孤島「ノドゥル島」 森に囲まれた音楽島に

  • プレスリリース SMG 661
    • ソウル市、漢江大橋の下「ノドゥル島」を森と音楽が融和した複合文化空間に
    • 「先・運営構想、後・空間設計」プロセスを初めて導入…構想~空間・施設造成~運営の全過程に市民が参加
    • ノドゥル島の自然環境に溶け込む3階建て以下の建築物、東側は自然生態をそのまま保存
    • 計456席規模の大衆音楽専用公演会場「ライブハウス」、最大3千人収容できる野外ステージ「ノドゥルマル」
    • 季節ごとにキュレーションを行う「独立書店」、有名人のダイニングプログラム、植物工房などクリエイティブスペースを構想・運営

    1960年代までは夏には水遊びを、冬にはスケートをしながら漢江を身近で楽しめた「遊びの島」だったが、遊園地やオペラハウス、漢江芸術島などの開発事業がとん挫し、半世紀もの間存在さえ忘れ去られていたソウルの孤島「漢江ノドゥル島」。龍山(ヨンサン)と鷺梁津(ノリャンジン)を結ぶ漢江大橋の下に位置するこの「ノドゥル島」が、自然が息づく森と音楽が共存する複合文化空間「漢江音楽島」に生まれ変わってソウル市民に公開される。ソウル市は、28日(土)の開場式に先立ち18日(水)にノドゥル島内部を先行公開した。

    音楽島に生まれ変わった「ノドゥル島」の中心施設は、漢江大橋から龍山方面に向かって左側に建てられた「音楽複合文化空間」(延べ面積:9,747㎡)。ノドゥル島本来の自然環境に溶け込むよう、高さを最大3階建てに制限した様々な規模のシンプルな建築物をコンパクトに配置した。

    「音楽複合文化空間」を構成している主な施設には▲ライブハウス(大衆音楽専用公演会場)▲ノドゥル書架(書店兼図書館)▲nTABLE(料理文化空間)▲植物島(植物工房)などがある。

    中でも最も目を引く空間は、漢江上にある唯一の大衆音楽専用公演会場「ライブハウス」だ。計456席(スタンディング:874席)規模で、コンサートに最適化された音響、照明、楽器施設、リハーサルスタジオを備えており、同規模のほかの会場に比べ最大規模のステージが設置されているため、様々な舞台演出が可能。

    「ノドゥル書架」では、15個の独立書店*と出版社が季節ごとに直接キュレーションを手掛けた書架を設置する。「nTABLE」では、有名シェフや文化界の有識者などが参加するダイニングプログラムを毎月行う。「植物島」では、植物クリエーター4チームによる市民参加型ガーデニングプログラムが実施される。

    *独立書店:専門書籍やテーマに沿った書籍をそろえた本屋。カフェが併設されていたり文化イベントなども行われる。

     音楽複合文化空間を出て漢江大橋の反対側に向かうと、約3,000㎡規模の広々とした芝生「ノドゥルマダン」がある。1千人から最大3千人まで収容可能な野外ステージにもなるこの場所では、公演のない日は漢江を眺めながらのんびりピクニックを楽しめる。

    ※ ノドゥル島複合文化空間位置図

    「ノドゥル島」は、2013年にソウル市が市民や専門家を集めてノドゥル島の活用方法について検討を始めて以来、3段階の設計公募と2年あまりの工事期間を経て新しく生まれ変わった。

    特に、建築が終わってから運営者を決める方法ではなく、運営プログラムとコンテンツを先に選定しそれに合わせて設計を行うことで最適化された空間を作る「先・運営空想、後・空間設計」の新しい都市再生プロセスを初めて導入した事例でもある。運営構想~空間・施設造成~実際の運営までの全過程を市民公募により決定したことでも注目を集めた。ノドゥル島で実施されるクリエイティブなプログラムの企画・運営や公演会場などの施設管理は、このプロセスによって選定された民間委託運営会社「アーバントランスフォーマー(Urban Transformer」」が総括する。

    ノドゥル島へは、龍山からノドゥル方面のバスに乗って「ノドゥル島」バス停で下車、または漢江大橋の歩行路から徒歩10~15分ほどでアクセスできる。駐車場はないため公共交通の利用を推奨。最寄り駅は9号線のノドゥル駅。また、「ノドゥル島」が正式に開場する9月28日(土)からは水上タクシーの停留所が運営されるため、二村(イチョン)ナルや汝矣(ヨイ)ナルなどから水上タクシーで入場することもできる。

    ※ノドゥル島の詳細情報はノドゥル島ホームページ(http://nodeul.org)またはノドゥル島運営事務室(☎02-6365-1008)で確認できる。

    一方、ソウル市はノドゥル島の開場に合わせて、市民が徒歩でも訪問しやすくなるように、漢江大橋に歩道橋を新設する「百年橋事業」を進めている。

    朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は「ノドゥル島は、市民の直接参加と意見収集を通じて基本的方向性を設定すると同時に、運営者を優先的に選定し企画・設計・施設造成後の運営プログラムを設けた模範事例」とし「特に、大衆音楽を中心にこれから成長するミュージシャンのための空間となることが期待される」と話す。

    【添付1】ノドゥル島造成および施設物の詳細

    □ 事業概要
    ○ 場所:龍山区二村洞302-6、146一帯(ノドゥル島)
    ○ 面積:119,854㎡(上部:60,818㎡ 下部:59,036㎡)
    ○ 事業期間:2014年10月~2019年9月(予算:583億ウォン)
    ○ 施設計画:延べ面積9,747㎡、造景および基盤施設33,330㎡、歩道橋574㎡
    – 建築施設:公演会場、多目的施設、業務・商業施設、ミュージックラウンジ、軍施設
    – 屋外施設:ノドゥルマダン、ノドゥル森、歩道橋

    □ 推進状況
    ○ 2015年2月9日:ノドゥル島文化名所化造成事業推進方針(市長)
    ○ 2015年6月~2016年6月:1,2,3段階公募実施(運営者および設計者選定)
    – 第1段階(運営構想)、第2段階(運営計画、施設構想)、第3段階(施設設計)
    ○ 2016年8月:基本および実施設計の請負着手(2017年7月31日まで請負竣工)
    ○ 2017年8月30日:民間委託計画同意案の成立
    ○ 2017年10月:ノドゥルフェスティバル開催、工事着工
    ○ 2018年6月25日:民間委託の委受託協約を締結
    ○ 2019年6月5日:臨時使用の承認(西側)、入居者募集の公告
    ○ 2019年9月:公演会場などのテスト運営、東側多目的施設竣工
    ○ 2019年9月28日:ノドゥル島特化空間開場(予定)

    □ 位置図と鳥瞰図

    □ 建築物現況

    建築物現況
    建築物 規模(㎡) 備考
    公演会場(456席) 1,985
    多目的施設(ホール、講義室) 1,252
    ノドゥル書架および
    ノドゥルマーケット
    業務施設 2,761
    販売施設 1,330
    第1,2種近隣生活施設
    (ノドゥル書架、nTABLE、ミュージックパブ、
    自転車文化ラウンジ、レストランなど)
    2,021
    その他(軍代替施設) 398
    合計 9,747

    【添付2】現在写真
    □ 複合文化空間「ノドゥル島」

    〈ノドゥル書架と公演会場外観①〉

    〈ノドゥル書架と公演会場外観②〉

    〈F&B施設3階〉

    〈nTABLE〉

    〈西側から見たノドゥル島〉

    〈東側から見たノドゥル島〉