三・一運動を世界に伝えるために重要な役割をした人物、アルバート・W・テイラー氏が暮らしていた家「ティルクシャ」は、その歴史的価値が認められ、2017年8月国家登録文化財第687号に指定されました。
サンスクリット語で「喜びの気持ちの宮殿」という意味を持つ「ティルクシャ」は、現在は韓国政府の所有です。そこでソウル市は2016年、「ティルクシャ」の原形の復元作業に取り掛かり、2020年12月「ティルクシャ展示館」を完成しました。
「ティルクシャ展示館」は、テイラー夫婦が暮らしていた1920年代当時の姿を再現するとともに、テイラー一家の韓国での生活ぶりやテイラー氏のメディア活動を紹介する6つの展示室からなっています。ぜひ一度「ティルクシャ展示館」を訪れて、当時の生き生きとした韓国の歴史を感じてみてください。
「ティルクシャの復元は、単に家屋を復元するというだけでなく、韓国の近代建築物を復元するとともに韓国民族の抗日精神を復元するという深い意味を持つ」 -ソ・ジョンヒョプ(徐正協)ソウル市長権限代行-