[2013] 市長挨拶

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  • ソウル市民の人生に責任を持つのは社会福祉担当職員の皆様です

    SMG 616
  • 社会福祉担当職員の状況改善に向けた政策討論会

    月日:2013年4月9日
    会場:ソウル市庁多目的ホール

    福祉担当職員の皆さんが一堂に会しました。思ったことを何でも話すのはいいものでしょう。当初は誰も話さないのではと心配しましたが、たくさん話が出ましたね。それだけ皆さんの胸のうちにたまっているものが多くあることを知りました。

    モク・ヨンジャ会長が以前、私にこのような場を一度設けてほしいとおっしゃったことがあります。私は約束を守りました。本日、こうしてお話を聞きながらとても胸が痛みました。第一線でソウル市民の福祉、暮らしの質、幸福を守るべき皆さんが、そんな大変な生活をされていてどうやってソウル市民を幸せにすることができるでしょうか。本日皆さんは私たちが多くのことを考えるきっかけをくださったと思います。福祉健康室長、福祉財団代表、福祉協会会長もいらっしゃいますから、皆さんの声が十分に届いたと思います。恐らく何らかの対策が出されるでしょう。

    お話を聞きながら、中央政府の責任の大きさも感じたし、区長の役割も大きいと思いました。だからと言って市長としての責任をまぬがれるつもりは全くありません。先ほど出た、中央政府が様々な業務を社会福祉統合管理網を通じて全て福祉職員の皆さんに送るとか、そうしたことはいくらでもソウル市レベルで調整して中央政府にもっと強力に要請するべきだったのに、それが充分にできていなかったと思います。

    例えば、ソウル市本庁では人事において色々な配慮をし、これまで疎外されてきた各種技術職員も事務官だけでなく課長に昇進できるようになりましたし、地籍職員も先日課長に昇進しました。こうした努力を続けてまいりましたが、福祉職員には充分な配慮がなかったことを今日認識しました。こうした内容は様々なガイドラインを通じて区長にも伝えます。何よりも福祉職員がこのように大変な状況にあるのは、あまりにも過度な業務を負わされていることが最大の原因であると思います。

    それは今、社会が福祉社会に移行する中で、いわゆる普遍的福祉が拡大して業務が増えていますが、実際に業務にあたる人に対しては十分な配慮がなされていなかったと思います。それはソウル市も中央政府も同じです。また、こうした傾向は今後ますます増えていくと予想され、自殺という最悪の事態に至った状況について、私たちは改善し、今後の方向性を見直すきっかけにしなくてはいけないと思います。自殺もそうですが、殺人的な業務量が問題だとおっしゃいました。であれば、それは自殺でなく、他殺と同じことです。そこまで踏み込んで考えるべきだと思います。従って、ソウル市がこの取り組みをすべきだと思いました。

    第一に、職務分析をしっかり行う必要があります。この10~20年間、福祉業務が増える中で皆さん抱える業務負担はどの程度なのか。また、それは地域によって違うのか。そして、同じ福祉職員といっても区庁勤務と町役場勤務では違いもあるでしょうから、そうしたことを全体的にしっかり分析しなければなりません。それをもとに新しい職員の配置を考えるのです。それを一方では中央政府に要請し、もう一方では区庁に私たちがガイドラインを提供します。

    第二に、皆さんのモチベーションを高める様々な施策、例えば、先ほど昇進のことや業務条件について話が出ましたが、そうしたことが必要だと思いました。

    第三に、「感情労働」という言葉がありますね。社会福祉業務も大半は現場で社会的弱者に配慮し、彼らのために働く仕事ですが、そうした中で非常に多くの衝突や葛藤に直面することがあるでしょう。ですから、専門性を養いつつ、ストレスを軽減する専門的な教育が必要だと思います。

    また、そうして受けた傷を癒すヒーリング・プログラムも必要だと思います。現在、ソウル市本庁レベルで最適勤務環境研究所というものを設置し、地下鉄職員や消防署員への活動を続けていますが、社会福祉職員もそれに準ずるようなヒーリング・プログラムが必要だと思いました。

    職員に対する福祉も必要だと思います。私はかつて非営利団体で仕事をしながら、3年働けば1カ月の有給休暇、7年働けば3カ月の有給休暇、10年働けば1年の有給休暇が与えられていましたが、それを一度やってみましょうと行政局長に話したら、安全行政省のガイドラインがあるからできないという回答が返ってきました。公務員はいつも犠牲を強いられるだけで、そんなこともしてあげられないのかと残念に思いました。今日も閣僚会議に出席して来ましたが、今度、安全行政相に会ったらこのことを必ず話そうと思います。

    色々な質問や指摘がありましたが、最後に一つ、私はこういうものをつくったら良いのではないかと思いました。フェイスブックに社会福祉職員の方が思っていることを自由に書き込む、そのようなチャネルを一つ設けてはいかがでしょうか。そうすれば、私も加わって皆さんがどんなことに悩んでいて課題は何かということを判断することもできますし、区長や必要であれば保健福祉相も招待してはどうでしょうか。まずはソウル市レベルでそのようなチャネルを一つつくっておけば、もっとたくさんの意見交換ができると思うのですが、いかがでしょうか。モク・ヨンジャ会長、私の回答はこれぐらいでよろしいですか。

    とにかく多くの難しい仕事をされている皆さん、本当にお疲れ様です。一度に全てのことを解決するのは難しくても、こうした話を聞く場をこれからも設け、一つずつ解決していけるよう最善を尽くします。皆さん頑張ってください。ありがとうございました。