国際交流ニュース

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  • ソウル市の「共有ソウル」 2014年10月の「メトロポリス・アワーズ」で特別賞を受賞

    SMG 1725
  • ソウル市の政策「共有ソウル(Sharing City)」が、「第5回メトロポリス・アワーズ」の特別賞(Special Mention)を受賞します。同賞の授賞式は、2014年10月にインドで開催される第11回メトロポリス総会の期間中(2014年10月6日~10日)に開かれる予定で、「共有ソウル」のほか、受賞が決まった世界の大都市の政策が紹介される予定です。

    メトロポリス・アワーズは、世界大都市連合「メトロポリス(Metropolis)」が2002年から3年に一回、市民の暮らしの質の改善に貢献した世界の都市の優秀政策を選定・授賞する賞(1・2・3位、特別賞)です。メトロポリスは、世界の大都市の共通問題の解決と都市相互間の交流を通じて都市の発展を図ろうと1985年に設立された国際機関で、現在世界171の都市が加盟しています。

    メトロポリスは、「ソウル市の政策“共有ソウル”はこの2年間にわたり、共有文化の発信を通じてソウル市の社会的・経済的問題の解決に貢献した」と授賞の選定理由を説明しました。

    「共有ソウル」は、ソウル市のパク・ウォンスン(朴元淳)市長が2012年9月に「共有都市ソウル」宣言をして以来、本格的に推進されてきました。米欧などの一部の都市で市民団体や企業を中心に推進されたものとは異なり、ソウル市は世界で初めて公共レベルで都市問題を解決する新たな方法として共有事業モデルを採択しました。代表的なものは、「共有ハブ」や「公共施設の共有」「ナヌム(分かち合い)カー」「多世代が一つ屋根の下で共感」などで、「共有経済」という概念の発信だけでなく、事業拡大にも貢献しました。

    • 共有ハブ(http://sharehub.kr/english)の構築・運営 : 政策「共有ソウル」を発信し、国内外の共有事例を収集、迅速に活用できるよう情報とサービスの関門となるプラットフォーム。2013年6月の構築以来120万人がアクセス。
    • 公共施設の共有 : 公務員しか利用できなかった会議室や講堂など1007カ所を市民に積極的に開放
    • ナヌム(分かち合い)カー :自動車共有サービス。企業のPRや公営駐車場の提供など、行政的・財政的にソウル市が積極的に支援。現在50万人が利用。
    • 多世代が一つ屋根の下で共感(ルームシェアリング): 経済的余裕のない大学生と空部屋所有者が住居を共有。ノウォン(蘆原)やソデムン(西大門)、クァンジン(広津)などで49世帯55人が共同生活。

    ソウル市は、2002年に「オンライン行政処理システム」で特別賞を、2005年に「公共交通システムの改編」で2位、2011年に「旅行プロジェクト」で特別賞を受賞しており、今回で4回目の受賞です。

    < ソウル市の受賞歴 >

    • 2002年 (特別賞) : 行政処理手続き公開システム
    • 2005年 (2位) : 公共交通システムの改編
    • 2011年 (特別賞) : 女性にやさしい都市プロジェクト

    パク市長は、「今回のメトロポリス・アワーズの受賞を通じ、共有施設政策を国際的にも優秀な政策として紹介できる機会を得た。ソウル市と同様の都市問題に悩まされる発展途上諸国に発信することで、各国の都市問題の解決に貢献する一方、既存の産業との衝突など新たに発生する問題は専門家や市民とともに話し合い、ソウル市の共有政策を市民の暮らしにとって実質的に有益になる政策に発展させていきたい」と述べています。