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  • ソウル市、 清雲(チョンウン)中学校の屋上に『緑化+雨水貯留槽』を試験導入

    SMG 1781
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    ソウル市は去る4月、屋上に雨水貯留槽を設置する『Blue roof』をソウル市庁西小門庁舎に初めて導入した。そして今回は、屋上の緑化と雨水貯留槽の機能を結合した『Green+Blue Roof』を光化門の近くにある鍾路区(チョンノグ)清雲(チョンウン)中学校に初めて試験設置する。

        

    設置規模は屋上の285.5㎡。上部には同規模の緑地を造成し、下部には10センチ下に雨水を溜める貯留槽を置く。これは光化門(クァンファムン)一帯の浸水被害の解消を目的としてソウル市が提案し、学教側が積極的に取り入れ推進することになった。ソウル市と教育界の相互協力によって実施される雨水管理という点で大きな意味がある。

        

    ソウル大学工学研究所のクォン・ギョンホ博士は、新概念の屋根貯留槽『Green+Blue Roof』が導入されれば、1時間当たり95mm(ソウル市防災性能基準)の雨が降る場合、屋上から流出する雨水の大部分を防ぐことができると見通した。

    今まで雨が降った場合、雨水がそのまま下水溝に流れ込んでいたのと異なり、この方法は雨水を一旦貯留槽に留めてから一定の時間差を置いて排出するので、雨水が一気に下水溝に流れ込んで溢れ出すことによる浸水被害や排水溝からの汚水の逆流などをかなり減らすことができる。

        

    従来の屋上緑化施設が、集中豪雨や長期間にわたる雨で土壌が飽和状態になると、浸水量削減効果がほとんどなくなるのに比べ、下部に雨水貯留槽があると、少量の雨水を徐々に排出することができ、梅雨時にも備えることができる。また屋上の断熱及び蒸発散による建物の冷暖房効果及び都市微気候の改善効果も得られる。さらに上部に造られる緑地に野菜を栽培する場合、殺伐とした都市の中で生産的な余暇活動を楽しむことができ、市民の生活の質を向上させる都市農業としても活用できる。

        

    ソウル市傘下の研究機関である上水道研究院で『Green+Blue Roof』に関する評価分析を行う予定であり、ソウル市と共同で持続的なモニタリングをしながら、今後公共の建物を中心に段階的に拡大する計画だ。