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  • ソウル市、高齢者の漢方医薬健康増進事業実施

    SMG 659
  •  高齢化社会で高齢者の健康管理が重要になった中、ソウル市が漢方医会とともに高齢者の認知症の予防に乗り出す。

     ソウル市は高齢者に対する無料の健康相談と認知症、うつ病の予防管理のため、高齢者に親しまれている漢方医院と協業して「高齢者の漢方医薬健康増進」モデル事業を施行する。今回のモデル事業は10の自治区[チョンノ(鐘路)、ヨンサン(龍山)、ソンドン(城東)、トンデムン(東大門)、ソンブク(城北)、カンブク(江北)、トボン(道峰)、ノウォン(蘆原)、ウンピョン(恩平)、ドンジャク(銅雀)区]と地域内の漢方医院150カ所が参加して高齢者の健康増進に力を加える。

     ソウル市の高齢者人口(65歳以上)の割合は2014年のソウル人口の12.0%で、毎年持続的に増加している。2020年には14.6%、2030年には22.3%ぐらいに達すると見通す。

    高齢者人口比率

    区分 1970 1990 2000 2005 2010 2018 2019 2026 2027 2030
    全国 3.1 5.1 7.2 9.1 11.0 14.3 14.9 20.8 21.7 24.3
    ソウル 1.7 3.5 5.3 7.1 9.7 13.5 14.1 19.6 20.3 22.3

    (単位:%、資料:統計庁)
    ※ 高齢化社会→高齢社会の進行:日本24年、米国73年、韓国18年、ソウル14年

     特に、85歳以上の超高齢者人口の比率は2014年0.9%から2030年2.1%、2040年3.6%と大きく増加するものと見込まれている。2012年には10万人だった認知症推定患者の場合も2020年には15万人、2030年には22万人へ持続的に増加するものと推定される。これを反映するように65歳以上の高齢者の診療費が2004年から2013年まで55.6%増加しており、特に認知症、中風(脳血管疾患)の医療費の負担が急増した。

     ソウル市は事前・事後スクリーニング検査(認知症MMSE、うつ病GDS)後、対象者別に差別化されたプログラムを運営する計画だ。検査の結果、認知機能低下者(認知症高危険)と憂鬱感がある高齢者は、1:1生活・形態改善教育、聡明鍼、漢方薬顆粒剤投与など8週間プログラムに入る予定だ。一般高齢者は4週間プログラムで脳を健康にする気孔体操、認知症予防教育、回想教室などに参加することができる。

     プログラム参加を希望する高齢者は、モデル事業対象の10自治区の保健所を通じて申請することができる。ソウル市は今年のモデル事業を実施して結果を評価した後、拡大するかどうかを検討する予定だ。