文化観光

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  • ソウルに行ったら見逃せないもの2(ソウル4大ブランド文化フェスティバル、ハイソウル・フェスティバル)

    SMG 564
    • 毎年10月にソウル広場一帯で開催、世界のストリート・アーティストによる無料公演
    • 2015年は54のストリート・アート・パフォーマンスが約170回公演
    • 人形劇からマイムショー、社会的メッセージが盛り込まれた作品まで多彩
    • 開幕作「世界がひっくり返った日」はアジア初公開
    • 今年は英・仏どからストリート・アートの専門家が集まる「ストリート・アート国際カンファレンス」も開催
     

    ※ 「Hi Seoulフェスティバル」の正式名称は2016年5月から「ソウルの街芸術祭」に変更されました。

     

    世界の様々なストリート・パフォーマンスが一堂に!

    公演は公演場でしか見られないものだろうか。何気なく通り過ぎる通りで、またはビルの前で見ることはできないものだろうか。決してそんなことはない。都心の通りが夢のステージに、ミュージック・ストリートに、ソウル(SOUL)ストリートに様変わり。それが「ハイソウル・フェスティバル」だ。

    ソウル市を代表するイベント、アジアを代表するストリート・アートの祭典「ハイソウル・フェスティバル2015」は、街と人とアートが一体となって新しいものを創り出し、街という空間の中に新しい概念を見出す。様々な市民参加プログラムを通じ、みんなでつくり、楽しむこと、それこそストリート・アート・フェスティバルだ。世界各国から集ったストリート・アーティストらによる公演を無料で楽しめる「ハイソウル・フェスティバル」は、毎年10月にソウル広場一帯で開かれる。

    今年は、フランスや英国、スペインなど海外6カ国の10作品を含む計54のハイレベルなストリート・アート・パフォーマンス(約170回)が繰り広げられた。ソウル市はこのイベントを通じ、誰でも無料でアーティストのパフォーマンスを間近で見られる機会を提供している。

    連日繰り広げられる様々なストリート・アート・パフォーマンスは、観客の目と耳を魅了する。子どもたちが大好きな人形劇や家族みんなで楽しめるマイムショー、社会的メッセージが盛り込まれた作品など、老若男女みんなが楽しめるバラエティに富んだ公演が繰り広げられる。

    イベントの幕開けを飾ったのは、英国の空中パフォーマンス「As the World Tipped(世界が上下逆さまになった日)」(Wired Aerial Theatre)」。2011年の初演以来、英国など欧州各国の大きなイベントで上演されてきた作品で、アジアで上演されるのは今回が初めて。舞台だと思っていたスクリーンがだんだん傾き出し、舞台(スクリーン)にいた7人は命綱で吊り下げられる。地上30メートルの空中で舞うドキドキハラハラの美しいパフォーマンスを繰り広げた。

    イベントのハイライトでフィナーレを飾った「ヨンジャの70歳のお祝いに」は、高さ8.5メートル、奥行き3メートル、幅4メートルの巨大な人形に圧倒された。「ヨンジャ」は今年古希を迎えた女性で、韓国の現代史を象徴する人物である。韓国独立から朝鮮戦争、経済成長、セウォル号沈没事故まで、紆余曲折の70年の歴史をダンスと歌で表現した。

    誰でも参加できる様々なプログラム!

    イベント最終日は、チョンゲ(清渓)広場~ソウル広場の区間435メートルの「セジョンデロ(世宗大路)」を車両通行止めにし、車道も歩道もすべて丸ごとイベント会場にします。

    ここでは、市民向けの様々な体験プログラムと韓国の昔ながらのおやつを楽しむことができる。

    それだけではない。差別化されたフリーマーケットは、企画段階から販売者たちが積極的に参加し、特別なサービスとブランドを構築しつつある。

    また、今年はハイソウル・フェスティバルが、ストリート・アート・フェスティバルになって3年になるのを記念し、フランスや英国など国内外のストリート・アート・フェスティバルの専門家らが一堂に会し、ストリート・アート・フェスティバルに関する各国の事例と将来のあり方を模索する「ストリート・アート国際カンファレンス」も開かれた。各国の専門家らは、ストリート・アート・フェスティバルの主要課題に関する意見を共有し、その対策を模索するなど、自由な意見交換と熱い討論を繰り広げた。

    「ハイソウル・フェスティバル」は、ソウルの通りでの新しい楽しみ方を提示し、アジアのストリート・アートのプラットフォームとしての役割を果たしている。

    ある人は音楽や公演などで見どころを提供し、またある人はそれを通じて目と耳を楽しませてくれる。このイベントは、参加するすべての人の熱意でつくられ、すべての人が楽しめる。2016年は果たしてどんなハイソウル・フェスティバルになるだろうか。今から楽しみだ。